ミッドタウンの公共図書館分館
「大胆で斬新」な改築完成
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40丁目と5番街にあるニューヨーク公共図書館(NYPL)分館の改築工事が完成し、1日から館内で閲覧ができるようになった。 同日、タイムアウトが報じた。
自然光がふんだんに差し込むガラス窓。建物中央部の吹き抜け。3つの階に書棚が配置され、自由に本を選ぶことができる。見上げると、ネオクラシック絵画からインスピレーションを得たというハヤル・ポザンティの天井画「インスタント・パラダイス」がある。屋上にはテラス。カフェやイベント会場として使用する。緑色の銅を使った「魔法使いの帽子」のような建造物は機械室だ。
NYPLがここを分館として使い始めたのは1970年代。もともと米国最古のデパート、アーノルド・コンステーブルの店舗として100年以上前に建てられたビルだった。2017年に閉館し、2億ドルを掛けて改築した。市とスタブロス・ニアルコス財団が出資しており、スタブロス・ニアルコス図書館に変名した。デザインはメカノーのフランシーヌ・ハウベンとベイヤー・ブラインダー・ベル。「大胆で斬新。しかも5番街のパブリックアートと調和するように心がけた」とハウベンは語る。
開館は月曜日から木曜日が午前10時から午後8時まで。金曜日と土曜日は午前10時から午後6時まで。上層部と屋上は今後公開する予定。
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