田村厚労相「痛ましい事件」

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共同通信

 東芝子会社の社員で、厚生労働省発注のシステム開発を担当していた安部真生さん=当時(30)=が過労自殺で労災認定された問題で、田村憲久厚労相は4日の衆院厚労委員会で「痛ましい事件。お悔やみ申し上げる」と述べた。遺族は発注内容が過重労働につながったのではないかとして同省に調査を求めている。

 厚労省の発注内容については「事前に外部の専門人材を交えて妥当性を審査している」と強調した。

 遺族によると、安部さんは「東芝デジタルソリューションズ」のシステムエンジニアで、2019年6月ごろに厚労省の業務を担当。業務に追われるようになり、同11月に横浜市の自宅で自殺した。