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共同通信
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【ハバロフスク共同】北海道稚内市沖のオホーツク海で5月28日にロシア当局の臨検を受けて拿捕され、サハリン島南部コルサコフに連行された底引き網漁船「第172栄宝丸」について、ロシアの国境警備局が8日、船で見つかった水産物などから算出した600万ルーブル(約900万円)の罰金を科し、船側が全額納付した。複数の関係者が明らかにした。
ロシアの国境警備局は、栄宝丸がロシアの排他的経済水域(EEZ)に無許可で侵入したと主張。船側が罰金額に同意したため裁判は行われない。漁船と乗組員14人全員は解放され、9日に出港、帰国する見通し。