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共同通信
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【パリ共同】フランスのマクロン大統領は8日、同国南部を訪問中に男に平手打ちを受けたことについて「(暴力には)譲歩しないが、例外的な出来事に議論を奪われないようにしよう」と冷静な対応を訴えた。地元紙ドーフィネリベレのインタビューで述べた。
マクロン氏は市民と言葉を交わそうとした際、男に顔を平手打ちされた。政界では「大統領への平手打ちは(フランス)共和国に対する攻撃だ」などとして極右から極左まで一斉に男の暴力を非難した。
マクロン氏は落ち着いた様子を前面に出し「共和国では表現の自由や民主的多元性が認められている代わりに暴力や憎悪は許されない」と指摘した。