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共同通信
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エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は9日、オンラインで記者会見を開いた。米食品医薬品局(FDA)の承認を得たアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」の価格について、薬の開発や生産のコストだけでなく、患者を介護する家族が就労機会を得られるなど、複合的な要因で決められるべきだとの考えを明らかにした。低所得者にも投与できる仕組みが必要との認識も示した。
エーザイと共同開発先の米バイオ医薬品大手バイオジェンの発表によると、4週間に1回の点滴投与で、価格の目安は患者当たり年約610万円としている。