クイーンズの10歳児射殺事件
NYPDが容疑者の男を逮捕
クイーンズ区で10歳児、ジャスティン・ウォレスさんが射殺された事件で、ニューヨーク市警察(NYPD)は同日、同区在住のジョバン・ヤング容疑者(29)を逮捕した。この日はウォレスさんの誕生日だった。8日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
NYPDによるとヤング容疑者は5日午後9時半頃、ウォレスさんの家の前で鉄格子越しに少なくとも9発発砲。その様子は防犯カメラが捉えていた。同容疑者はウォレスさんの殺人、一緒にいて肩を撃たれたいとこ(29)の殺人未遂ならびに銃不法所持の疑いが持たれている。動機は今のところ不明。同日夜、裁判所に出廷する予定だ。
誕生日に遊園地に行くことを楽しみにしていたウォレスさん。もうすぐファーロッカウェーにある小学校を卒業する予定だった。母親のアレッサさんは6日「私の誇り、私の喜びだった」と語り、「誕生日のパーティーに呼ぶ友達のリストをジャスティンからもらうところだった。もらったら、全員に連絡していたのに」と泣き崩れた。
市内では今年初から5日までにすでに597件の発砲事件で678人が死亡または負傷している。昨年同期間比69%の増加で、2002年来、最も多くなっている。5日も6件の事件で9人が凶弾に倒れた。ブロンクス区では12歳の少女も犠牲になっている。
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