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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領(民主党)が駐日米大使に指名する方向で調整するラーム・エマニュエル前シカゴ市長を巡り、同市警察による暴力事件の黒人被害者の遺族ら28人が10日、大使起用に反対する声明を発表した。同氏が市長時代に「警察の暴力を助長した」と批判し「大使への起用検討を遺族は容認できない」と訴えた。
エマニュエル氏は、オバマ政権の大統領首席補佐官を務めるなど職務能力を評価する声がある一方で「攻撃的」との評判も付きまとう。民主党の左派からも、市長時代の警察による暴力事件への対応を巡り、批判的な声が上がっている。