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共同通信
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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は11日の衆院厚生労働委員会で、自身を含む専門家らが来週にもまとめる予定の東京五輪・パラリンピックの感染症対策に関する提言について「観客を入れるか入れないかに関わるリスクを評価するつもりだ」と述べた。「強い対策を打たないで(五輪を)やれば必ず医療の逼迫が起きる。リスクが高いというのは文章の中で明確になると思う」とした。
提言は政府や大会組織委員会に向けた内容になる見込みで、詰めの作業を進めている。五輪の中止や延期に言及しない方針だが、分科会メンバーからは「観客を入れての開催は厳しい」との声も上がる。