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共同通信
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全国知事会で防災分野を担当する黒岩祐治神奈川県知事は14日、内閣府で小此木八郎防災担当相と面会し、新型コロナウイルスなどの感染症がまん延する中でも、災害時に住民が安心して避難できる体制整備を要請する提言書を手渡した。
提言では、自治体は感染症と自然災害の複合災害という新たな課題に直面することになったと指摘。避難所の感染対策で、間仕切り、テントの購入や換気設備の改修などができるよう、財政支援制度の創設を求めた。人工知能(AI)を活用した災害対応や、他の自治体から被災地へ派遣される応援職員が、PCR検査を受けられる仕組みの整備も訴えた。