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共同通信
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岸信夫防衛相は16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で、中国の動向を含む東・南シナ海の地域情勢に関し「台湾海峡の平和と安定は地域のみならず、国際社会にとっても重要だ。当事者間の直接の対話により、問題が平和的に解決されることを期待する」と表明した。
会議はASEAN議長国を務めるブルネイが主催。日米中韓などを加えた計18カ国がテレビ電話方式で実施した。
岸氏は中国を念頭に「東・南シナ海では力を背景とした現状変更の試みが継続している」と強調。中国が海警局に武器使用を認めた海警法は「国際法との整合性の観点から問題がある規定を含む」と訴えた。