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共同通信
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【ハノイ共同】日本がベトナムに無償提供する新型コロナウイルスのワクチン約100万回分が16日夜、首都ハノイに到着し、ベトナム側に引き渡された。グエン・タイン・ロン保健相は謝意を表明。「最も必要な場所で有効に使いたい」と述べ、感染が拡大する南部の商業都市ホーチミンに重点的に配分する意向を示した。
ベトナムは徹底した水際対策などでコロナ対策の「優等生」とされてきたが、4月下旬から変異株の流入で感染者が急増。16日現在の累計感染者は1万1635人で、うち約7割は5月以降に感染が確認された。
ベトナムはワクチン確保で出遅れ、接種率は15日現在で1%台にとどまる。