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共同通信
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【台北共同】台湾で対中政策を主管する大陸委員会は20日、台湾政府の駐香港出先機関である「台北経済文化事務処」の台湾人職員の査証(ビザ)発給を巡り、香港政府が「一つの中国を支持する」との誓約書への署名を要求してきたとし、台湾政府は拒否して職員を台湾に戻すと発表した。
中国の習近平指導部は蔡英文政権に「一つの中国」を認めるよう圧力を強めている。香港国家安全維持法(国安法)の施行を受け、香港政府が台湾政策でも中国政府の指示に全面的に従っているとみられる。
大陸委員会は「政治的圧力だ」と指摘し、中国共産党と香港政府に対して「厳正な警告と非難」を表明した。