ジュリアーニ元市長の弁護士資格停止
「公共の利益を脅かす行為」と州控訴裁判所
ニューヨーク州控訴裁判所は24日、ルーディー・ジュリアーニ元ニューヨーク市長の弁護士資格を即時停止するとの決定を下した。 同日、abcニュースが報じた。
この決定は、ニューヨーク弁護士会からの申し立てに基づく。控訴裁判所は「再選を目指すトランプ前大統領の顧問弁護士として明らかな虚偽で誤解を招く恐れのある発言を行った」と認定。「こうした行為は公共の利益を脅かし、暫定的に停止するのが適切と判断する」と結論づけた。ただし、ジュリアーニ氏には審問を経て、弁護士復帰の道も残されている。
この決定にジュリアーニ氏はabcのラジオ番組の中で、「はっきり言っておくが、私は犯罪を犯したこともそれに近い行為を行ったこともない」と発言。「人気のない顧客を弁護し、命は狙われるわ、収入は減るわ、友人を失うわ。でもそれが弁護士というもの」と怒りをあらわにし、「公平な決定とは言い難い」と断じた。トランプ氏は声明文でジュリアーニ氏を「ニューヨーク市史上で最高の市長」などと持ち上げ、「極左勢力の魔女狩り。恥を知れ」などと批判。ジュリアーニ氏の弁護士も「公聴会もなくして下された決定に失望。今後審問が行われれば、疑いが晴れ、弁護士資格を回復すると信じている」としている。
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