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共同通信
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【ニューヨーク共同】米中西部ミネソタ州ミネアポリスの黒人男性ジョージ・フロイドさん=当時(46)=暴行死事件で、州地裁判事は25日、白人の元警官デレク・ショービン被告(45)の行為が「残忍な職権乱用」だったと認定し、行き過ぎた職務執行と断罪した。禁錮22年6月の量刑は州の基準を上回り、人種差別に反対する全米抗議デモの引き金となった社会的影響の大きさを反映した。
量刑は検察側求刑の禁錮30年に及ばなかったが、州の指針は禁錮12年前後が妥当と示していた。判事は「感情や同情」に基づくものではないとしながらも、社会的な重大さも判断に影響したとの認識をにじませた。