運転記録装置の搭載義務化へ

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共同通信
東京・池袋の暴走事故現場=2019年4月、東京都豊島区

 国土交通省は、2022年7月以降発売の新型車に、交通事故発生時のアクセルやブレーキなど運転状況を記録する「イベントデータレコーダー」(EDR)の搭載を義務付ける方針を固めた。事故原因の究明に役立てる。今年9月にも道路運送車両法の保安基準を改正する。

 東京・池袋で19年、乗用車が暴走し母子2人が死亡した事故の裁判では、運転者の操作ミスが原因かどうかが争点となっている。国交省は搭載義務化で、事故原因が操作ミスか車両の不具合なのかを特定しやすくなると判断した。

 EDRは、シートベルト着用の有無や車の加速度、衝突被害軽減ブレーキが作動したかどうかも記録される。