ピカソの盗難絵画発見

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共同通信
29日、記者会見で示されたピカソの「女の頭部」(左)とモンドリアンの「風車」=ギリシャ・アテネ(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ロイター通信によると、ギリシャ警察当局は29日、アテネの国立美術館から2012年に盗まれたピカソらの絵画を取り戻したと発表した。逮捕した49歳の男の供述から、アテネ市外の森に隠されていた絵画を発見した。

 取り戻したのは1939年に描かれたピカソの「女の頭部」と、オランダの画家モンドリアンの1905年に描かれた「風車」。同時にイタリアの画家の素描も盗まれたが、既に破壊されたという。

 盗難事件は2012年1月9日未明に発生。当時、財政危機にあった政府の歳出削減策の影響で警備が手薄になったと批判の声が上がっていた。