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共同通信
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【ワシントン共同】米労働省が2日発表した6月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から85万人増加した。新型コロナウイルス感染者数の減少やワクチンの普及で経済活動の再開が加速し、6カ月連続のプラスとなった。
失業率は5.9%と前月より0.1ポイント悪化したものの、就業者数の増加幅は金融市場が見込んでいた70万人程度を上回った。堅調な雇用回復が続いており、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和縮小の動きにも弾みがつきそうだ。