保険社会福祉省(HHS)は13日、約180万人が昨年12月に医療保険制度改革(オバマケア)のオンライン保険取引所「エクスチェンジ」から保険に加入したと発表した。これは、取引所の開始当初2カ月間の加入者数の約5倍。これまでに「HealthCare.gov」や「The federal exchange」、「state exchange」などのサイトからの加入者数は220万人に達した。
保険料の引き下げにつながる若年層の加入者数は、取引所開始当初1カ月間と比較して、同月には8倍に増加した。HHSのキャスリーン・セベリウス長官は、取引所から保険に加入した220万人のほか、380万人が低所得者向け医療費補助制度(メディケイド)に加入、300万人の若者が26歳までは保護者の被保険者となることができるため、オバマケアは900万人の保険加入を実現したことになると語った。
だが、取引所からの保険加入者の全てがこれまで未加入だったわけではなく、以前の保険から買い替えただけの人も多い。2012年の国勢調査によると、4800万人が保険未加入で、そのうち1800万人が19〜34歳の若年層だった。
これまでに取引所を通じて保険に加入した若年層はわずか50万人。今後、順調に加入者が増え続けたとしても、16年の時点で約3000万人が未加入のままだろうと、専門家は推定している。
取引所からの保険加入期限は3月31日。