米航空大手のアメリカン航空とUSエアウェイズは合併に伴い、ニューヨーク市のラガーディア国際空港からアトランタ市、クリーブランド市、ミネアポリス市行きの直行便を終了すると共に、同空港から他の10都市への運航を新たに開始する計画を明らかにした。
両社はこれに加え、ワシントンDCにあるロナルド・レーガン空港からデトロイト市やサンディエゴ市、および他15都市への直行便も終了する。
今回の合併については、連邦司法省が「独立禁止法に触れる恐れがある」として両社を提訴したのに対し、発着枠を縮小する条件で合併を許可する内容で、昨年11月に合意が成立していた。
運航の変更については、合併後の新会社であるアメリカン航空グループが15日、明らかにした。
今回返上されたラガーディア空港の発着枠については、すでにサウス・ウエスト航空とヴァージン・アメリカが購入権を獲得している。
変更の実施日については、近日中に発表される予定だという。
アメリカン航空のマーケティング担当者は、「今回の変更は、直行便廃止の影響を最小限に抑えられるように配慮されている。新会社の設立により、これまでよりもさらに多くの旅客が多くの場所に旅行できるようになるだろう」とコメントしている。
この変更により、ラガーディア空港からアトランタ市、クリーブランド市、ミネアポリス市へ移動するには、アメリカン航空またはUSエアウェイズの他のハブ空港を経由する便を利用するか、両社以外の航空会社を利用することとなる。