スーパーボウルの保安準備着々と あらゆる不測の事態に備え


 世界最大のスポーツイベントのひとつと言われる米アメリカン・フットボール(NFL)の優勝決定戦「スーパーボウル」が2月2日にニュージャージー州で開催されるが、同地では犯罪の脅威、悪天候、テロ攻撃など、起こりうるあらゆる不測の事態に対応するために万全の準備が進められているという。州警察当局が15日発表した。
 イベントが開催されるイーストラザフォードのメットライフ・スタジアムへは、ニューヨーク市からも電車やバスによる移動が可能で、当日は約8万人がスタジアムを訪れることが予想されている。
 NFL側が雇った約3000人の民間の警備員を含む約4000人の保安要員は、約100人の市および州警察、連邦機関と協力し、当日までの準備と警備にあたる。スタジアムには警察犬、金属探知機、爆発物処理班、外科設備を備えた移動病院なども配備される。
 同州およびニューヨーク市の電車や地下鉄でのセキュリティーも強化される。さらに悪天候に備え、除氷設備、フィールドやシート、通路、駐車場の除雪のために900本の雪かきが準備される。
 停電により30分以上もの間試合を中断するというハプニングが起きた2013年のニューオーリンズ州での開催を教訓に、十分な電力供給の確保にも万全の注意を払っているとのこと。