米最大級のスポーツイベント、米アメリカン・フットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦「スーパーボウル」のテレビ中継は毎年、高視聴率を叩き出すが、中継中に放映されるコマーシャル(CM)も、ハーフタイムショーと並んで大きな見どころだ。
ここ数年、視聴者の興味を煽るためにCMのティーザー映像が、試合に先駆けオンライン上で公開されるようになっている。ことしは2月2日の当日より約2週間前倒しの17日から、動画共有サービス「ユーチューブ」上で一部ティーザー映像の配信を開始している。
現在、閲覧可能なのはペプシ、スクエアスペース、ドリトスなどの7編で、アックス、ジャガー、ソーダ・ストリームも順次、公開を予定している。
先にCM映像を見せてしまうと、試合本番での楽しみがなくなるとの考え方もあるが、広告主にとってはユーチューブの人気を宣伝に大いに利用できる機会でもある。ユーチューブが配信するティーザー映像の昨年のアクセス回数は、試合前が8000万回、試合後を含めると合計2億5600万回も視聴されたことになる。