NY州、麻薬密売組織摘発
78人を逮捕・起訴、200万ドルの麻薬押収
7日、ニューヨーク州のジェイムス司法長官は州中央部を本拠とする2つの麻薬密売組織を摘発したと発表した。関係者78人を逮捕・起訴。コカイン32キロなどを押収した。
逮捕された78人は355件の犯罪に関与していた疑いが持たれている。コカインの他、合成オピオイド、ファンタニル入りの大麻117グラムや現金49万ドル超、銃火器15丁も押収した。麻薬は州内各地で密売されており、末端価格は200万ドルに上ると推定されている。ジェイムス氏は「違法な麻薬や銃火器の取り締まりは最重要課題。我々のコミュニティーに危害を加える犯罪者は、裁判で徹底的に責任を追求する」と強い決意を示した。
今回の摘発は2年間に及ぶ捜査活動のたまもの。司法長官下の組織犯罪タスクフォースやオネイダ・マジソン郡麻薬取締タスクフォースが中心となり、連邦、地域の警察・司法関係部署が協力した。張り込みや盗聴などの情報収集活動は数千時間に及ぶ。令状に基づいた捜査も複数回行われた。州警察のケビン・ブルーエン警視は「警察・司法関係者のたゆまぬ努力が今回の逮捕につながった。我々のコミュニティーで危険な麻薬を違法に販売する犯罪者を決して見逃さないという明白なメッセージになったはず」と話した。
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