新疆でジェノサイドの危険

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共同通信

 【ブリュッセル共同】ベルギー連邦議会下院は8日、中国新疆ウイグル自治区で「少数民族ウイグル族に対するジェノサイド(民族大量虐殺)の深刻な危険性がある」と訴える決議を採択した。現地での恣意的拘束や人権侵害も非難し「人道に対する罪と考えられる」と強調。中国政府に対し「再教育キャンプ」に入れられた人々の即時解放を求めた。

 米政府は1月、ウイグル族弾圧をジェノサイドと認定。その後、カナダやオランダ、英国の下院もジェノサイドだと非難する決議を採択した。

 ベルギーでの決議は賛成125、反対ゼロ、棄権12の圧倒的多数で採択された。