橋本会長、無観客開催に理解を

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共同通信

 東京五輪で1都3県の首都圏会場が無観客に決まったことを受け、大会組織委員会の橋本聖子会長は8日夜に記者会見し「残念だが無観客を決定した方がより多くの方に開催の理解を頂けるのではないかという判断」と述べ、批判を強める国民に大会開催への理解を求めた。チケット収入が減り、ボランティアや医療態勢は縮小を図る。

 大会開幕まで約2週間というタイミングで無観客という決断に至り「感染状況を見ながらでなければ決められなかった。楽しみにしてきた人に申し訳ない」と謝罪。アスリートに対しては「素晴らしいパフォーマンスを見てもらえる舞台づくりに全力を尽くす」と決意を語った。