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共同通信
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福岡県飯塚市で1992年、小学1年の女児2人が誘拐、殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の妻が9日、福岡地裁に第2次再審請求を申し立てた。
確定判決によると、92年2月20日、登校中の女児2人=いずれも当時(7)=を誘拐し、首を絞めて殺害。遺体を福岡県内の山中に遺棄した。
第1次再審請求審では、被害者に付着した血液と、元死刑囚のDNA型が一致したとする鑑定結果の信用性が争われた。福岡地裁は、弁護側新証拠により信用性が低下したと認めた一方、他の複数の証拠で犯人性は証明されているとして請求を退けた。