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共同通信
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【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は9日、金融機関から強制的に預金の一定割合を預かる預金準備率を0.5%引き下げると発表した。追加の金融緩和策で、国際的な原材料価格の高騰により資金繰りが悪化した小規模・零細企業を支援する。
15日に実施する。金融機関は融資に回せるお金が増えることになり、市場に1兆元(約17兆円)の資金を供給する効果があるとしている。引き下げで、金融機関の平均預金準備率は8.9%になるという。
人民銀は、今年に入って原材料価格の上昇が続き「一部の小・零細企業が生産コストの上昇などの経営困難に直面している」と説明した。