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共同通信
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【ベネチア共同】日米欧の先進国と新興国による20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が9日、イタリア北部ベネチアで開幕した。世界経済を巡る初日の討議では、新型コロナウイルス禍から回復基調にある先進国と、ワクチン不足で打撃が続く途上国との格差是正に協調して取り組む方針を確認する。
会議は2日間の日程で、10日の最終日には巨大IT企業などの税逃れを防ぐ国際課税の強化を議論し、合意できるかどうかが焦点。共同声明を採択し閉幕する見通しだ。
対面での開催は昨年2月以来、約1年5カ月ぶり。日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席した。