次期市議会、多様で進歩的に
女性が過半数を占める可能性
6月22日に行われたニューヨーク市議選予備選挙の結果、次期市議会は歴史上最も多様性に富み、進歩的な議員で構成される可能性が出てきた。ゴッサミストが7日、報じた。
市議会は全51議席。予備選で、民主党の女性候補28人が当選を確実にした。民主・共和が五分五分のハーレム選挙区を除くと、11月の本選でも彼女たちの当選が確実視されており、女性が過半数を占めることになる。現職の女性市議は14人にとどまる。
ラテン系は15人で4人増。黒人も13人から14人へ。アジア系は2人から6人に躍進する。イスラム教徒の女性や同性愛者であることを公表した黒人女性も含め、韓国やベラルーシなど米国以外で生まれた人が候補者も7人いる。
ブルックリン区では、警官の暴力行為に抗議する女性活動家が、民主党幹部の推す候補を破った模様。また、進歩派のワーキング・ファミリーズ・パーティー(WFP)が推薦する候補者では、14人が当選を確実にした。さらに、左派・アメリカ民主社会主義者の推薦候補者2人を含めると、進歩派色が一層強まる。市長選の民主党予備選挙で当確した、アダムス・ブルックリン区長が中道派であるのと対象的だ。WFPニューヨーク支部長、ソシエ・ナエメカ氏は「次期市議会は有色人種や移民、低所得者の声を反映する。金融街の富豪ではなく、働く市民のための市政を実現する」と期待を寄せる
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