ニューヨーク州都市交通局(MTA)は27日、2013年のメトロノース鉄道およびロングアイランド鉄道(LIRR)の乗客数が大幅に増加したことを明らかにした。
中でもメトロノース鉄道のハドソン線は利用者が0.3%増加し、過去最高の8180万人に達した。このほか、ハーレム線は前年比1.2%と急増したほか、ニューヘブン線でも0.5%増となった。
LIRRでも、年間乗客数が全体で2%増加し、前年より160万人多い8340万人が利用したことが分かった。これは、戦後7番目に多い乗客数となる。
LIRRは昨年、景気後退の影響により閉鎖していた路線の一部を再開。同鉄道のヘレナ・ウィリアムズ総裁はこれについて、「オフピーク時のサービスを積極的に利用する通勤者や行楽客が増えている」と説明した。
また、乗客数の急増については「ロングアイランドとニューヨーク市で景気が回復している影響もあるだろう」と語った。
ただし、大型ハリケーン「サンディ」で著しい被害を受けたロングビーチ線については、復旧が完了していないことから、乗客数は0.8%減少した。