中国、米報告書は「紙くず」

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共同通信

 【北京共同】中国外務省の趙立堅副報道局長は13日の記者会見で、米政府が新疆ウイグル自治区での人権侵害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と報告書で認定したことについて「米国に他国の人権状況をあれこれ言う資格はない」と反発、報告書を「紙くずだ」と切り捨てた。

 趙氏は「米国は100年前に(南部オクラホマ州)タルサで虐殺された黒人や、入植時代に殺された先住民の恨みを忘れるべきではない」として、米国の過去を批判した。

 米報告書が指摘した新疆での投獄や拷問、強制不妊手術などについては「今世紀最大の大うそだ」と述べただけで、具体的な反証はしなかった。