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共同通信
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静岡県熱海市の大規模土石流で、同市土木部門の幹部だった男性が15日までに共同通信の取材に応じ、起点の土地に盛り土をした神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が、2001年ごろから熱海市内での複数の工事で不適切行為を繰り返していたと証言した。行政指導に従わず、指導に当たった市職員を担当者がどう喝したこともあったとし「市としてできるだけの対応は取ったが、限界があった」と述べた。
一方、土石流の起点にあった盛り土の総量が、崩れずに残った部分も含めると、約7万立方メートルに及ぶ可能性があることが新たに判明。市への届け出の2倍前後に膨らんでいたことになる。