「ここはパリじゃない!」
怒るイーストビレッジ住民 レストラン屋外営業で
13日に行われたイーストビレッジの地域委員会の会合で、レストランの屋外営業に反対する住民が怒りをぶちまけた。ゴッサミストが14日、伝えた。
「午前2時から日の出まで、暴徒が街を練り歩く」と声を荒らげたのはデイビッド・トラウトマンさん。「地獄の四つ角」と呼ばれるローワーイーストサイド在住だ。12丁目アベニューAとBの間に住むアレクシス・アドラーさんは、集まってくるネズミの写真を掲げ「よそ者が私たちの街を台無しにしている」と怒りを露にした。
他にも「イーストビレッジが野外飲酒場になっている」「ハッピーバースデーの歌を日に20回も聞いた」といった声もあり、「ここはパリじゃない」と叫んだ参加者もいた。
コロナ下の支援策として、市はレストランやバーが歩道や車道の一部で営業することを許可した。「オープン・レストランズ」で10万人の雇用が確保されたという。市は「恒久的に通年」の屋外営業を許可する意向で、最近の世論調査では市民の3分の2が支持している。
しかし、非営利団体の責任者、ローラ・スウェルさんは「当初から住民の声を無視した拙策で、そのツケが回ってきた」と批判する。市運輸局(DOT)の関係者は「少なくともこの冬までは規制を変更しない」としており、当面混乱が続きそうだ。
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