クオモ知事のセクハラ疑惑
州司法局が17日に取り調べ
ニューヨーク州のクオモ知事のセクハラ疑惑に関し、17日に州司法局が取り調べを行うことが明らかになった。 15日付、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
これまでに、現職およびすでに退職した女性職員5人が、クオモ氏からセクハラを受けたと訴えている。クオモ氏はこれを否定。辞任を求める声もある中、4選を目指し政治資金集めに奔走している。クオモ氏の上席顧問、リッチ・アッツォパルディ氏は声明文で「州知事は調査に協力する意向。調査を巡っては司法長官の政治的動機が透けて見える」とコメントしている。 ジェームズ司法長官は、2022年の州知事選への出馬を否定していない。
ジェイムス氏はセクハラ行為そのものだけでなく、職場環境やセクハラの訴えに対する対応も含めて3月1日に調査を開始。複数の関係者との接触を済ませている。クオモ氏本人の取り調べは、調査が進展した証と法曹関係者は受け止めている。
クオモ氏に対してはこのほかにも、ブルックリン区の連邦検察局が、高齢者施設でのコロナ犠牲者数を過小報告した疑惑を調査中。弾劾手続きを進める州下院は6月30日、証拠書類や証言を集めるために召喚状を発行した。また、510万ドルを超える報酬を受けとったとされる、コロナ対策に関する自身の著作執筆に当たって、州の職員を執筆に関わらせた疑いも浮上している。
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