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共同通信
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【北京共同】23日の新華社電によると、中国の習近平国家主席(共産党総書記)は21、22両日、チベット自治区ラサなどを視察した。同自治区訪問は2012年に総書記に就任して以来初めて。チベット「解放」70年に合わせて統治の成果を強調し、国家の統一を死守する姿勢をアピールする狙いだ。
ラサにある、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマの居住地だった世界遺産、ポタラ宮などを訪問。少数民族や宗教事情について報告を受け、住民らと交流した。
中国政府はチベットの政治制度を変更せず、ダライ・ラマの地位も保障するとしていたが、統治を強化。チベット側で反発が拡大した。