東京五輪、異例の無観客で開幕 テニス大坂なおみが聖火ともす

東京五輪の開会式で聖火台に点火し、トーチを掲げるテニス女子の大坂なおみ=23日夜、国立競技場(共同)




 第32回夏季オリンピック東京大会は23日夜、東京都新宿区の国立競技場で開会式が行われた。新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期となった大会は、開催都市、東京が緊急事態宣言下にある中で幕を開けた。開会式も含め大半の会場が無観客。感染拡大への不安や直前まで相次いだ大会組織委員会の混乱で祝祭感が漂わない異例ずくめの祭典となる。式のクライマックスでは、テニス女子の大坂なおみ(23)=日清食品=が球体の聖火台に点火した。

 57年ぶり2度目の日本での夏季五輪には不参加となった北朝鮮を除く205カ国・地域と難民選手団を合わせ約1万1千人の選手が参加する。(共同)

国立競技場で打ち上げられた花火。緊急事態宣言下、開会式も無観客で行われた=23日夜(共同)
東京五輪の開会式が行われる国立競技場に映し出された五輪のエンブレム。緊急事態宣言下、無観客となった=23日夕(魚眼レンズ使用)(共同)
国立競技場周辺で五輪中止を訴える人たち。警察官が対峙していた=23日夕(共同)
東京五輪開会式の当日、新型コロナの陽性者を診察するため、隔離された病室の前で防護服を着る看護師=23日夜、埼玉県川口市の埼玉協同病院(共同)


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