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共同通信
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【カイロ共同】新型コロナウイルス対応を批判する反政府デモを巡り国民代表議会を停止したチュニジアのサイード大統領は26日、全土に夜間外出禁止令を出した。大統領府が発表した。議会停止を巡っては議会主要政党のイスラム政党アンナハダなどがクーデターだと主張して猛反発しており、同党支持者らと治安部隊の衝突などの混乱を避ける狙いとみられる。
非常時を除く夜間外出禁止措置は8月27日まで。公道や広場での集会も禁じた。
チュニジアでは6月以降、新型コロナのデルタ株が猛威を振るい感染者や死者が急増。メシシ首相率いる行政府の対応遅れを批判する反政府デモが広がっていた。