五輪選手ら交流できず早くも帰国

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共同通信
28日、モスクワ近郊の空港に到着したテコンドー男子80キロ級の金メダリストのマクシム・フラムトコフ(タス=共同)

 東京五輪に出場した選手らが、新型コロナ対策の規制のため早くも帰国し始めている。「もっと五輪の雰囲気を楽しみたかった」―。他の選手との交流や観光地訪問もできず、後ろ髪を引かれる思いのようだ。ロイター通信が報じた。

 感染拡大防止策として選手村に入村できるのは原則として競技開始5日前からで、競技終了後2日以内に退去することが義務付けられている。

 カヌー・スラローム女子金メダリスト、リカルダ・ファンク(ドイツ)は29日の帰国に先立ち「初めての五輪なのに本当に悲しい」と残念がった。

 豪ソフトボール代表は28日に帰国の途に就いた。到着後は14日間の隔離が課される。