州司法局、クオモ知事に11時間の聴取
セクハラ疑惑の調査、最終段階へ
ニューヨーク州司法局は7月17日、セクハラ疑惑を巡りクオモ知事を取り調べた。取り調べは11時間に及んだ。 CNNが2日、伝えた。
司法局からはジョン・キム氏ら数名の調査官が出席。クオモ氏のマンハッタン事務所で、女性への対応などを質問した。クオモ氏は宣誓後、質問に答えている。キム氏は連邦検察官としてクオモ氏の最高顧問や親しい友人を汚職などの疑いで起訴したことがあり、クオモ氏はキム氏の公平性や独立性に疑問を呈する場面もあった。司法局の広報官は「公正な調査を妨げ、政治的に利用することは、セクハラを告発した勇敢な女性たちを侮辱することになる」と批判した。
セクハラを受けたと訴えているのは元補佐官のシャーロット・ベネットさん(25)ら。ベネットさんは知事室でクオモ氏から性生活について質問を受け、「20代の女性との関係にも肯定的だ」と告げられたという。ベネットさんはクオモ氏のこの発言に「性的関係を持とうとする明確な意図」をくみ取ったという。別の元補佐官リンゼイ・ボイランさんはニューヨーク事務所で、同意なしに唇にキスをされたと訴えている。
クオモ氏へ取り調べは、調査が最終段階にあることを示している。側近や警護担当者などへの取り調べはすでに終了している。
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