共和党候補スリワ氏の素顔は?
NY市の裏表を誰よりも知る
ニューヨーク市長選挙の共和党候補、カーティス・スリワ氏。市の裏表を誰よりも知るとも言われている。ゴッサミストが2日、伝えた。
スリワ氏が名前を上げたのは、ガーディアン・エンジェルスを創始した1970年代のこと。犯罪都市ニューヨークで、赤いベレー帽をかぶり、自衛パトロールを開始した。警察の邪魔になるとの批判もあったが「ニューヨークが好きだから、行動に出る」と語っている。交通警察官と衝突し、逮捕されたことも十数回に上る。
80年代からは、ラジオ番組でパーソナリティとして活躍。マフィアを批判したことへの報復で、銃弾5発を浴び、瀕死の重傷を負った。2004年の講演で「病院で目を覚まし、生き延びたのには何か理由があると自覚した」と当時を振り返っている。「『使命を続けろ。くじけるな』、これだ。私は容易には消えない」。90年代半ばからは、テレビにも進出し知名度を上げた。
11月、民主党候補のエリック・アダムス氏と市長の椅子を争う。両者とも、市内の生まれで60代。犯罪対策を最優先事項に掲げた点も共通している。ただ、スリワ氏の選挙資金は乏しく、組織のバックアップもない。
アッパーウエストサイドの300平方フィートのアパートに、4人目の妻と15匹の猫と暮らす。市長公邸を犬猫のサンクチュアリーにするという公約を掲げている。
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