アフガン、7月に千人超死傷

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共同通信
6日、アフガニスタン西部ヘラートで警戒する政府側の民兵(AP=共同)

 【イスラマバード共同】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のライオンズ代表は6日、国連安全保障理事会への報告で、アフガンの反政府武装勢力タリバンによる猛攻が都市部に及び、南部ラシュカルガーやカンダハル、西部ヘラートの3都市だけで「7月に千人以上が死傷した」と明らかにした。タリバンに攻撃停止を求める声明を出すよう安保理に要請した。

 駐留米軍が4月下旬に撤退を開始以降、タリバンは力の空白を突き、多くの地方の地区を武力制圧し、都市部にも進撃。ライオンズ氏は「アフガンの戦争はより致命的で破壊的な新たな段階に入った」と指摘した。