秋葉国家安保局長と米長官が会談

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共同通信
写真に納まる秋葉剛男国家安全保障局長(右)とサリバン米大統領補佐官=9日、ワシントン(日本大使館提供・共同)

 【ワシントン共同】訪米中の秋葉剛男国家安全保障局長は9日、ブリンケン国務長官と国務省で会談し、台湾海峡の平和と安定維持の重要性で一致した。東シナ海情勢を巡り、沖縄・尖閣諸島を念頭に一方的な行動による現状変更に反対する考えも表明した。国務省などが明らかにした。

 秋葉氏は就任後初の訪米。両氏は台湾に軍事圧力を強め、尖閣周辺に相次ぎ艦船を派遣し領海侵入を繰り返す中国を改めてけん制した。

 秋葉氏は米側と朝鮮半島非核化に向け日米韓3カ国の協力の重要性を強調。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米同盟強化や南シナ海での航行自由を含む国際法の順守も確認した。