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共同通信
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那覇市の首里城地下に築かれ、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本陸軍の軍事的中枢だった第32軍司令部壕が、沖縄県の史跡に指定された。沖縄戦に関する史跡の指定は初めてで、住民の4人に1人が犠牲になったとされる80年前の地上戦の実態を後世に伝える目的だ。県は、2026年度から一般公開を順次始め、30年度に内部を公開する基本計画案を示している。
1945年5月、司令部は本土防衛のための時間稼ぎを優先し、壕から本島南部へ撤退して戦闘を続ける方針を決定。多数の住民が戦闘に巻き込まれる結果となった。
県によると、壕は第1~5坑道があり、総距離は約1キロと推定されるが、撤退時に内部を爆破した影響もあり全容は未解明だ。県は昨年11月、調査が4割ほど進んだ第2、3、5坑道のそれぞれ一部を史跡に指定。周辺の開発などから保護しやすくする。
平和教育などに活用してもらおうと、壕の公式ホームページを作成し、周辺の地図や内部の写真を掲載している。
県はまず26年度、中枢部に近い第1坑道の坑口周辺を公開する。
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