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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ検察は11日、首都ベルリンの英大使館に勤務する英国人の職員の男が職務を通じて入手した文書をロシア情報機関員に渡したとして、スパイ行為の疑いで逮捕したと発表した。男は見返りに金銭を受け取っていたという。文書の具体的な内容は不明。
検察などによると、男は57歳で、遅くとも昨年11月以降、スパイ行為に関与した疑いが持たれている。当局は10日、ベルリン近郊ポツダムで男を逮捕し、職場や自宅を捜索した。捜査には英当局も加わっている。
ドイツ外務省報道官はフランスメディアに、同盟国が関係する国内でのスパイ行為は「受け入れがたい」と批判した。