偽のワクチン接種カードが横行 州司法長官がニューヨーカーに警告

 

 

偽のワクチン接種カードが横行

州司法長官がニューヨーカーに警告

 

6日、記者会見で同問題を指摘するレティシア・ジェームズ司法長官
(Photo: ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ事務所の公式ツイッターアカウントより)

 

 ニューヨークで違法な偽のコロナワクチン接種カードが急増している。6日、ニューズウィークが伝えた。

 ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は、違法に販売されている偽のコロナワクチン接種カードについてニューヨーカーに警告した。

 同氏は6日に行われた会見の中で「デルタ株が増加するにつれて、ニューヨーカーが予防接種を受けることがこれまで以上に重要になっている。偽物や不正に記入された予防接種カードは、連邦法や州法、国民の信頼に違反するだけでなく、地域の健康を危険にさらし、この公衆衛生危機を長引かせる可能性がある。偽のカードを使用しないよう、ニューヨーカーに強く要請する」と述べた。また、米疾病予防管理センター(CDC)や米保健福祉省(HHS)のシールを無許可で利用することは、連邦および州法に違反するため、「偽のカードを使用していることが判明した場合は誰でも民事および刑事執行の対象となる」と忠告した。

 ノースカロライナ大学のベンジャミン・メイソン・マイヤー教授は偽のカードを所持している学生の話を聞いたと言い、ワクチン接種に懐疑的な若年層の間で偽のカードの使用が増加することを危惧。「大学の再開計画は学生の自己申告を前提としているが、大学はいまだ厳格なチェックを実施していない」と話した。

 偽カードの普及を防ぐため、ソーシャルメディアなどで予防接種カードの写真を共有しないことも注意したい。


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