ワクチン証明義務化措置始まる
詳細不明で混乱も
ニューヨーク市で17日から、屋内飲食やジム、劇場で、12歳以上の客や従業員に対する最低1回のワクチン接種証明義務化措置が始まる。9月13日からは義務となり、従わない場合は罰金の対象となる。混乱が生じる恐れを心配する声もある。CNBCニュースが15日伝えた。
「当日になってみなければわからない」と話すのは、ミッドタウンにあるバーガーチェーン、ムーヤー・バーガーズの共同オーナー、アート・ディポールさんだ。ワクチン未接種の客をどう扱うか、飲食店の従業員に余分な負担がかかる。ワクチンを忌避する従業員もいる。無理強いをすれば、辞めると言い出しかねない。
人手不足に悩む飲食店のオーナーは頭を抱える。医療あるいは宗教的理由でワクチンを受けられない場合はどうするのか。はっきりした答えがない。
ワクチン証明を確認するための人員を増やす必要も出てくる。海外からの観光客の証明を確認するのも容易ではない。実際、英国で使われている証明アプリのQRコードが読めないという問題が起こっている。これでは客足が遠のく。
ワクチン証明義務化で客が安心して食事を楽しめるため、客足が増える。従業員のコロナによる病欠が減るといった利点はある。しかし、「よくよく考えないと、実行可能とは言えない」とチポトレ・メキシカン・グリルのブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)は指摘する。
NY州発行のエクセシオール・パスにより証明する方法
https://covid19vaccine.health.ny.gov/excelsior-pass
NY市発行のNYC COVIDセーフ・アプリにより証明する方法
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-vaccines-keytonyc.page
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