地下鉄の運転士、女友達に操縦
インスタ投稿で発覚、懲戒処分へ
ニューヨーク地下鉄の男性運転士が13日、操縦室に入れた女友達にコントローラーを握らせ、実際に操縦させていたことが分かった。女友達によるインスタグラム・ストーリーへの投稿で明らかになった。ニューヨーク州都市交通局(MTA)は運転士を職務から外し、懲戒処分とする意向だ。2人は刑事責任に問われる可能性もある。ニューヨークポストが15日、報じた。
運転させたのは、勤続11年目のテレル・ハリス運転士(32)。昨年、11万7486ドル(約1287万円)の報酬を得ていた。ブルックリン区を走行中の地下鉄D線の50丁目、55丁目、62丁目にかけ、女友達のドミニク・ベルグレイブさん(28)に操縦させた。複数の投稿動画では、コントローラーを握ったベルグレイブさんが「イエス。これは、私がたった今、電車を運転しているところよ」と話す姿や、停車位置を示すマークが見えにくいなどと文句を付ける様子もあった。
これらの投稿が、週末にかけてMTAの職員の間で話題になり、上司の目に触れたという。上司がニューヨーク市警察(NYPD)に通報。セルフィーのツーショットに一緒に映っていたハリス運転士が特定された。現在、投稿のプライベート設定は非公開に変更されており、閲覧できないようになっている。
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