ブルックリン区プロスペクトハイツにある電子たばこ(Eシガレット)ラウンジ「モーベイプス」が、話題となっている。
同ラウンジは「べイパー(vaper)」と呼ばれるEシガレットを、室内で楽しめる空間。現段階ではアルコール飲料の提供は行っていないが、地域のコミュニティ委員会およびニューヨーク州酒類管理局に現在ライセンスを申請中で、近日中にも許可が下りる見込みだという。
ただし、オーナーのサティシュ・モドゥグさんは「この場所の目的はアルコール飲料を提供することではなく、Eシガレットを嗜んでもらうこと」だと話している。
以前、このモーべイプスの所在地で営業していた店が、客の振る舞いに関して近隣の住民から苦情が出るなどの問題があったため、アルコール飲料提供ライセンスの取得に対し、モドゥグさんは「もし騒音などの苦情があった場合には、店を閉める」としている。また、客が店の裏庭に溜まることを禁じ、営業時間も夜10時までとする。
ニューヨーク市では昨年12月から、バーやレストラン、公園などといった場所でのEシガレットの吸引は禁止されているが、収益の1割以上がたばこや関連商品の売り上げで成り立っている店については、店内での吸引が認められている。