米バスケットボール協会(NBA)ニューヨーク・ニックスは10日、NBA下部組織であるデベロップメント・リーグ(通称Dリーグ)のチーム運営権を獲得したことを明らかにした。これにより、2014〜15年シーズンから同リーグに18チーム目となる新チームが誕生することとなる。
新チームはニューヨーク州ホワイトプレインズにあるウエストチェスター郡センターを本拠地とし、近隣のグリーンバーグにあるニックスの練習施設を利用する予定だという。
ニックスの現アシスタントGMで、新チームのGMに就任するアラン・ヒューストン氏は、ニックスとDリーグ新チームについて、「チーム間の距離が縮まることで、(選手の)評価がより効果的に行えるようになる。怪我からの復帰などのために選手がチーム間を行き来することができるため、選手層の厚みも増すだろう」と期待を寄せている。
またニックスは、新チームの運営に伴い、Dリーグのエリー・ベイホークスとの提携を終了する。
Dリーグ会長のダン・リード氏はこれについて、「ニックスはベイホークスでの経験をもとに、さまざまな面でグレードアップしていくことだろう」とコメントしている。
なお、次期ニューヨーク州知事選の候補であるウエストチェスター郡長のロブ・アストリーノ氏は、ニックスとの5年契約により、同郡に年間30万ドルの収益がもたらされるとの試算を示している。
ニックスがDリーグでのチーム運営権獲得のために支払った金額は、40万ドルと言われている。