ワクチン証明提示の差し止め請求
レストランのオーナーら市と市長を提訴
ニューヨーク市内のレストラン・オーナーらが17日、市とデブラシオ市長を相手取り、屋内営業に関するワクチン接種証明提示義務の差し止めを求める訴訟を起こした。19日、CNNが報じた。
市では、屋内レストランやスポーツクラブの利用者および従業員に接種証明の提示を求める規制を今週から開始した。9月13日から取り締まりも始まる。これに対し、「独立レストラン所有者協会救済」を名乗る団体は「この義務は恣意的」と反発。ワクチンを受けずに働く自由や宗教の自由に抵触するとして、永久的な差し止めを求めている。
デブラシオ氏は18日の記者会見で「我々には強力な法的根拠がある」と指摘発言。
「ワクチン接種率を高めるため、戦略的な手法を用いるのは我々の使命だ」と突っぱねた。レストランの・オーナーの反応もはまちまち。訴訟と無関係の業界団体、NYCホスピタリティ・アライアンスのレジー会長は「この規制はレストランに負担を強いる」としながらも「長期的には重要な政策になるだろう」と続けるた。
現在、ニューヨーク市民全体の57%、大人成人の68%がワクチン接種を終えている。米国内で陽性反応者が増える中、専門家はワクチン接種を促しており、カリフォルニア州サンフランシスコ市も14日、同様の規制を実施すると発表した。
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