インフル流行は一段落か NJ州南部では未だ注意必要

 米疾病予防管理センターの最新の報告書で、インフルエンザをはじめとする呼吸器系の疾患が減少していることが分かった。
 報告書によれば、ニュージャージー州については州南部ではインフルエンザの流行が依然「高程度」の水準となっている一方で、北部では「中程度」となり、ピークを越えたという。ただし米疾病予防管理センターでは、今季インフルエンザに感染していない人に対してはワクチン接種を受けることを、これまで通り推奨している。
 同センターの広報は、「ニュージャージー州のインフルエンザ流行はほぼ鎮静しているが、地域によってはまだ感染が報告されている。同州ではことし、流行が始まったのが遅かったため、今後数週間にわたって続く可能性もある」と説明している。
 流行が続いているのは、バーリントン郡、カムデン郡、グロスター郡、セイラム郡、カンバーランド郡、アトランティック郡、ケープメイ郡など。
 また報告書によれば、今季もっとも多かったのはH1N1型インフルエンザで、834件の感染が報告されているほか、乳幼児の代表的な呼吸器感染症であるRSウィリス感染症も1849件報告されている。